横浜市青葉区大人のピアノ教室 あおばピアノの部屋ブログ

来年はドビュッシー生誕150周年

ショパンの次に、教室で生徒さん達に弾かれる機会の多い
人気の作曲家クロード・ドビュッシー。

ドビュッシー

ドビュッシーという名前を知らない人でも
「月の光」や「亜麻色の髪の乙女」はきっとどこかで耳にしているはず。

来年は、そのドビュッシーの生誕150年記念ということで
巷では早くもドビュッシーの作品をメインにしたコンサートが
数多く企画されているようです。

せっかくの機会なので、教室でも来年秋のジョイフルコンサートは
「祝:ドビュッシー生誕150年」と題した特別企画コンサートに
することにしました。

特別企画と言っても、もちろん全員がドビュッシーを
弾かなければいけないということではありませんが
まだ一年ほど先のことなので、準備する時間はたっぷりあります。

『ドビュッシーに初挑戦』『憧れのあの曲を弾いてみよう』
など、思い切ってドビュッシーに取り組む良い機会ではないでしょうか。

ドビュッシーと言えば、印象派を代表する作曲家。
印象派の音楽の特徴は、簡単に言えば
あることの印象や微妙な雰囲気を
感覚的・客観的に表現しようとしたということ。

音で表現する光・風・香り・空気・・・
ドビュッシーの演奏には、多彩な音色・繊細なニュアンスの変化を弾き分け、
複雑なリズムを正確に表現できることが大切で
どの曲も簡単ではありませんが
この企画を知って、すでに数名の生徒さんが「〇〇を弾きたい」と意欲満々
ドビュッシーも喜ぶ充実したプログラムになりそうで今から楽しみです。

ところで、ドビュッシーは自分が楽譜に記したことを
演奏家が忠実に守ることにとてもこだわったそうで
ある演奏家が、自分の作品を
勝手な解釈で自由気ままに弾いているのを聞き激怒したそうです。

そんな話を聞くとちょっと恐ろしくなってしまいますが
これからドビュッシーに取り組む皆さん!
天国から雷が落とされないように譜読みはできるだけ丁寧に。

ドビュッシーも微笑みながら楽しめるコンサートにしましょう。