横浜市青葉区大人のピアノ教室 あおばピアノの部屋ブログ

本番に向けて

コンサートまで、あと10日となりました。

先日の練習会では、皆さん、改めて
ドビュッシーの難しさを実感したのではないでしょうか?

レッスンの時には安定して弾けていたのに、
思わぬところでつまずいたり、
音がわからなくなってしまったかたが
いつもより少し多かったような気がします。

ドビュッシーといえば、一番の魅力は色彩感あふれる響き!
それだけに、音の動きや組み合わせが複雑だったり
ペダルの踏み方ひとつで雰囲気がガラっと変わってしまったりするので
いつも以上に、しっかり音を覚えていないと
すぐに迷子になってしまいます。

練習会はそういう弱点をみつけて
本番での良い演奏へつなげる場なので心配はいりません!
あと10日、効率良く最後の仕上げ練習をしてみてください。

……とはいえ、家でそこそこ間違えずに最後まで弾けてしまうと
「これ以上、どんな練習をすればいいの?」と思いますね。
そのような時は、試しに次のようなことをやってみてください。

<1>最初から最後まで、ペダルを使わずに弾いてみる。

指が音の動きをしっかり覚えているのか確認できます。
ペダルを取ると全然弾けなくなってしまう場合は
耳に頼って弾いている部分が多いということです。
そうすると、ホールで弾いた時の聞こえ方が違ったり
間違った音を弾いてしまった時に
指が思うように動かなくなり、ドキドキに拍車がかかり
大きなミスにつながります。

<2>楽譜を置いて弾くかたは、ちゃんと見て弾く練習をする。

練習会のあと、「楽譜を見れていなかった」という反省の声を
数名のかたからうかがいました。
楽譜を置いておくのなら100%活用しましょう!
わからなくなってから見るのでは遅すぎます。

「この部分は必ず見て弾く。」
「ここは鍵盤を見て、音をはずさないようにする。」など
あらかじめ決めて、視線も含めて練習しておくと
本番でも落ち着いて演奏できます。

<3>ペダルをどのように踏んでいるか意識して練習する。

ピアノを練習するというと、たいてい”弾く練習”で
”踏む練習”はしないと思いますが
特にドビュッシーはペダルが重要な役割を担っています。

指のほうはよく動いてきれいに弾けているのに
ペダルが上手に踏み替えられていないで
濁ってきたない演奏になってしまったなんていうことになったら
本当にもったいないです!

本番まで一回でいいので、指の動きではなく
ペダルの踏み替え(足の動き)に神経を集中させた練習を
してみてください。

ドビュッシー
本番まであと少し、僕の曲練習してね!