横浜市青葉区大人のピアノ教室 あおばピアノの部屋ブログ

新しい目標に向けて

コロナ感染者急増で不安な空気が漂うなか
日曜日、無事に Joyful Concert を終えることができました。

一年ぶりに集まったというのに、
マスク姿で、お互いの距離を保って、
おしゃべりも控えめ……と
なんとも寂しい感じではありましたが
それでも、皆さんの演奏を
教室で録画したビデオコンサートではなく
ホールで聴けるというのは何にも代えがたく有難かったです。

しかも、今回は今年生誕250年を迎えた
ベートーヴェンを讃えた特別企画コンサート!

18名ものメンバーが、
ベートーヴェンの曲を演奏するプログラムなど
今後ジョイフルコンサートでは絶対にあり得ないので
どうしても開催したかったです。

ベートーヴェンは、教室では敬遠されていた作曲家でしたが
この数か月間、皆さん、真剣によく取り組んで下さいました。
ベートーヴェン特有の、
激しい強弱の変化や緊張感あるパッセージに
皆さん、なかなかそこまでテンション上げられず
ヘトヘトになり苦労されていましたが
コンサートが終わってから、何人ものかたが
「またベートーヴェンを弾いてみたい」と言ってくださり
とても嬉しかったです!

スライドショーで、ざっくりとベートーヴェンの生涯をご紹介しましたが
実は、最初に作った時は40分を超える長さになってしまいました
ベートーヴェンは書簡もたくさん残っていますし
耳が不自由で会話帳を使っていたので
それが貴重な記録として、いろいろな情報があるのです。
ありすぎて、「あれもお話ししたい!」「これも紹介したい!」となると
どんどん長くなってしまったのでした

ベートーヴェンの苦悩を理解するのに大きな助けになる
「ハイリゲンシュタットの遺書」は
抜粋で文面をご紹介したかったのですが
2~3行抜き取れるようなものではないので
結局あきらめました。

でも、この苦悩に打ち勝とうとする力が
ベートーヴェンの創作の
大きな原動力にもなっていると思うので
是非読んでいただきたいです。
(ネットで検索すると訳がでてきます。)

スライド用に集めた資料で
結局ナレーションと合わずに当日ご覧頂けなかったものを
ご紹介しておきます。

横浜市大人のピアノ教室 あおばピアノの部屋

型を取るときに、息ができるように
ストローのようなもので鼻の穴を開けていたそうですが
ベートーヴェンは「息ができない!」と
大騒ぎをしたそうです。

横浜市大人のピアノ教室 あおばピアノの部屋 イラスト

画家が描いたものではなく、
素人によるスケッチだそうなので
どれだけ実際の姿に近く描けているのかわかりませんが
巨匠のリラックスした雰囲気が感じられて
おもしろいです。

さて、次にアニバーサリー特別企画のコンサートが
できそうなのはいつでしょうか

残念ながら、今回のような規模では当分なさそうです。

ちなみに、来年は
サン・サーンスが 没後100年、
ファリャが 没後75年、
セヴラックが 没後100年 の節目を迎えます。

セヴラックは、続いて2022年も生誕150年の節目です。
「休暇の日々から」は
ジョイフルでも今まで演奏されたことがありますね。
ピアノ曲はあまり多くありませんが
透明感のあるきれいな響きの曲ばかりなので
この機会に弾いてみるのもいいかもしれません。

次回のジョイフルコンサートは、
5月22日、2年に一度のフィリアホールです

コロナの状況がこの先どうなっていくのか読めず
不安な日々は続きますが
大切なのは、最大限の予防をしながら
なるべく普通の生活を送ることだと思います。
新しい目標に向かって
引き続きピアノを楽しんでください。