横浜市青葉区大人のピアノ教室 あおばピアノの部屋ブログ

アニバーサリー企画コンサート

コンサートが終わり、
次の選曲で相談を受けることが多いここ数日。

今まで弾いたことがない作曲家やタイプの曲に挑戦するのもいいですし
次回は秋のコンサートということで、季節感のある選曲もいいですし
同じ作曲家の違う曲に取り組むのも、理解が深まりとてもいいと思います。

去年はベートーヴェンの生誕250周年アニバーサリーイヤーということで
教室でも特別企画のコンサートを開催し
皆さんにベートーヴェンに取り組んでいただきました。

今年は、教室として特別なアニバーサリー企画はありませんが
サン・サーンスとセヴラックが没後100年の節目の年で
魅力的なピアノ曲を残しています。

他に、アニバーサリーというには
少し区切りが中途半端ではありますが
リスト 生誕210年、シャブリエ 生誕180年、
ドヴォルザーク 生誕180年、プロコフィエフ 生誕130年となっています。
選曲に迷ったら、記念にこれらの作曲家の作品に
チャレンジしてみるのもいいかもしれません。

今まで、教室で企画したアニバーサリーコンサートは
「ショパン&シューマン生誕200周年」(2010年秋)
「ドビュッシー生誕150周年」(2012年秋)
「ドビュッシー没後100周年」(2018年秋)
「ベートーヴェン生誕250周年」(2020年秋)です。

毎回こうした企画をきっかけに
「自分では選ばないけれど、せっかくだから弾いてみようと思った。」
「作曲家について深く知ることができて興味がわいた。」
「もっと他の曲も弾いてみたいと思った。」などといった
ポジティブな感想をいただくことが多かったので
また是非アニバーサリーコンサートを企画したいと思います。

が、調べてみると、50年・100年単位のキリのいい数字で区切られる
アニバーサリーを迎える作曲家で、ピアノ曲をたくさん書いた
作曲家というのが当分いません……残念!

そこで、”アニバーサリー”と呼ぶには少しインパクトに欠けますが
幅広いレベルの叙情的なピアノ曲がたくさんあり
皆さんが好んで取り組んでくれそうな
チャイコフスキーの没後130年記念コンサート」を
2023年秋に企画したいと思います!

まだ2年も先のことではありますが、
不安定で先の見えない生活が長く続いているので
小さくても目標がひとつでも多くあるほうが
ピアノを続けていくうえでも励みになるかなと思いました。

チャイコフスキーといえば、「白鳥の湖」や「くるみ割り人形」
などバレエ音楽で有名なロシアの作曲家ですが
メロデイーの美しい叙情的なピアノ曲もたくさん残しています。

教室のコンサートでよく弾かれる「四季」をはじめ
「6つの小品」作品19、作品51、
「中級程度の12の小品」「18の小品」、
「子供のためのアルバム」など、
ピアノ全曲集のCDは5~7枚というボリュームになります。

もちろん、企画コンサートでは
チャイコフスキーを弾かなければいけないということではありませんが
コンサートまで時間はたっぷりありますので
興味のあるかたは、お時間のあるときに
是非いろいろと聴いてみてください。

チャイコフスキーCD写真