横浜市青葉区大人のピアノ教室 あおばピアノの部屋ブログ

選曲のバランス

先日、選曲について
まったく反対の2つの考え方のご相談をうけました。

お一人目のかたは
「自分の弾きたい曲は難しい曲ばかりなので、
いつも弾きたい曲中心で選曲をしていると
完成度が今ひとつになってしまい良くないのではないか?
もう少し自分のレベルにあった曲を選んだ方がいいのではないか?」
というご相談。

もうお一人は、
「もう少し上手になってから弾こうと先延ばしにしている曲があるけれど、
今から劇的に上達することはないと思うし、
いつ弾けなくなるかもわからないので、自分のレベル以上の曲でも
どんどんチャレンジしていったほうがいいのではないか?」
というご相談。

これは、どちらも一理あり
結論からいうと、両方必要だと思います。

趣味のピアノなので、楽しく弾けるのであれば
完成度は大きな問題ではないとも思いますが
せっかくレッスンにいらしているのであれば
私としては、できるだけ皆さんに
その曲にあった表現や弾き方、作曲家の特徴、
時代などを反映した演奏ができるようになって頂きたいと思います。

何よりも、完成度を上げて演奏しなければわからない
曲の魅力というのもたくさんあり、得るものは大きいです!

そういう意味では、自分のレベルに無理のない、
余裕をもって演奏できる選曲をバランスよく組み入れることは
上達のうえでも大切なポイントだと思います。

もう一方の相談にあった
「いつか、もっと上手になってから弾こう」というのは
堅実な考え方で、間違ってはいないと思いますが
まず「いつか」がどのタイミングか決めるのか難しいですし
「もっと上手になってから」といっても
大人の場合、子供の成長とはわけが違うので、
何歳からでも練習を積めば上達はしますが
短期間に急速に指が動くようになったり
これから手が発達して、届かなかった音域が
弾きやすくなるなどということはほとんど期待できません。

そう考えると「一度きりの人生、これは絶対に弾きたい!」
という曲があれば、どんなに難しくても
待たずにどんどんチャレンジした方がいいということになります。

ただ、だからといって実力以上の曲ばかり弾くようになってしまうと
完成度の問題がでてくるので
結局、どちらかに偏ることなく
チャレンジの曲と、ある程度余裕をもって弾ける曲を
バランスよくペースを保って取り組むのが
ベストということになります。

今後の選曲プランを立てるにあたっておすすめしたいのは
絶対に弾きたい曲リスト」を作ってみること!
モチベーションもグッと上がり
ピアノに向かう時間が更に増えるかもしれません。

ピアノと楽譜

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