2年に一度の教室の特別なイベント、フィリアホールでのコンサートが無事終了しました。
いつもの「みどりアートパーク」のホールも決して悪くはありませんが、やはり「フィリアホール」は格別です!!
クラシック音楽専用の音響のホールで最高級レベルのピアノを演奏する……これほど贅沢な機会はなかなかありません。特別なステージに向けて練習に励んだ曲が、ホールで美しく響いているのを演奏中にどれだけ冷静に聞いて楽しめたかわかりませんが、2週間前に練習会で聞いた仲間の演奏が、このホールで聞くとここまで違って聞こえるのか!とホールとピアノのクオリティーの高さを実感できたと思います。
ピアノを弾く人は、弦楽器や管楽器と違い、本番は弾き慣れた自分の楽器ではなく、慣れない鍵盤のタッチや響きの楽器で演奏しなければならないので大変です。でもだからこそ今回のように、とても個人では所有できないハイレベルな楽器を奏でることもできるので、悪いことばかりではありません。
慣れないピアノのうえに緊張していつものように弾けなかったと、ちょっとガッカリという感想のメンバーも何人かいらっしゃいましたが、私の耳に聞こえてきたのはミスのほうではなく、レッスンで一緒に取り組んできた「出来ていたこと」でした。
緊張したなかでも表現できていたことのほうが、突発的なミスよりもよほど意味があります!
人間だもの……緊張すればミスがでるのは当たり前。ミスをこわがらずに、どうすれば上手に緊張をコントロールできるか、試行錯誤しながらまた次回のコンサートへ向けて楽しみながらピアノに向かって頂きたいと思います。
今回は5年ぶりに打上げ会も再開できて、本当に楽しい一日となりました。緊張の本番を終えたあとの達成感と解放感に満ちた時間を仲間と共有できるのはやはり特別です。コロナ禍に教室に入られたメンバーにとっては初めての打上げ会で、今まであまり話す機会のなかったメンバーともいろいろなお話しに花が咲き、親交がよりいっそう深まり、笑顔にあふれたひとときでした。
メンバーの皆さんは「member only」サイトにたくさんの写真をアップしてありますのでご覧ください。