横浜市青葉区大人のピアノ教室 あおばピアノの部屋ブログ

行ってきました!「印象派~室内をめぐる物語」

先日、閉会まで残り10日ほどに迫った『オルセー美術館所蔵 印象派~室内をめぐる物語』(国立西洋美術館)へ行ってきました。

【公式】オルセー美術館所蔵 印象派―室内をめぐる物語
【公式】オルセー美術館所蔵 印象派―室内をめぐる物語

www.orsay2025.jp

去年10月に始まってからずっと行こうと思っていながら、結局ぎりぎりのこのタイミングになってしまい、平日の朝一番で行ったにもかかわらずチケット売り場は長蛇の列!

オルセー美術館の印象派コレクションの傑作が、70点もの規模で来日するのは約10年ぶりということなのでこの人気は納得です。

一瞬あきらめて帰ろうかと思いましたが、上野公園のベンチに座り、急いでクレジットカード片手にスマホでオンラインチケットを購入して並ばず入館することができました。
便利な世の中になった……と言うと「年寄りくさい」と笑われてしまいますが、本当に便利!

「印象派」という言葉から真っ先に思い浮かぶのは、私にとっては絵画よりもドビュッシーですが、彼自身は印象派の作曲家と呼ばれるのを好まなかったそうです。
とはいえ、やはりモネやルノワールの作品から感じる色彩や光には、ドビュッシーの響きに通じるものを感じます。

明るい色彩、そして光の表現が特徴の印象派の絵画ですが、この展覧会では風景画ではなく、室内における光や人物、雰囲気をテーマに描かれた作品が集められています。

それらを眺めていると自然とイマジネーションがふくらみ、「室内をめぐる物語」というタイトルのとおり、絵のなかにさまざまな物語を想像することができます。

ピアノを弾く人物を描いた絵も数枚並んで展示されていて興味深かったです。
当時のブルジョワ階級の家庭では、ピアノをたしなむことが幸福の証とみなされていたため好んで描かれた題材とのことですが、なかでも最も注目度が高かったのは、なんと言ってもルノワールの「ピアノを弾く少女たち」。

写真撮影OKだったこともあり、この人だかり。

展覧会

せっかくなので、記念に私も近くで撮ってきました。世界的に有名な絵画を1メートルほどの距離で鑑賞できるというのは大きな感動です。

音声ガイドの解説を聞きながら細部までじっくり眺めてきましたが、そこでつかわれていたBGMの曲は何だったと思いますか?

ルノワール

軽やかなタッチで演奏されたバダジェフスカ作曲の「乙女の祈り」です。
やわらかな色彩で描かれた可憐な少女たちのこの絵の雰囲気にぴったりだと思いました。

もう一枚、音声ガイドの選曲に感心しながら鑑賞した作品があります。
ドガの「家族の肖像(ベレッリ家)」。

ドガ

ドガの叔母夫婦とその二人の娘が描かれているのですが、4人とも笑顔はなく、視線も合わせておらず、特にお母さんの冷たい表情がこわい。一家団欒とはかけ離れた、不穏な空気と緊張感が漂う家族の様子です。

この絵の音声ガイドのBGMに流れていたのは、サティの「3つのグノシェヌ」の第1番でした。
とらえどころがなく淡々とした物憂いげな曲想が、絵から受ける印象とあまりにぴったりハマっていて思わずクスリと笑ってしまったほど。選曲した人、すごい!

他の絵も、自分が曲を選ぶとしたら何だろう?などと考えながら鑑賞しているうちに、あっという間に2時間近くも経っていました。
久しぶりにゆっくりと数々の名画を堪能し充実した時間でした。

展覧会は今月15日(日)まで。
これから行かれる予定のかたは、あらかじめチケットを購入しておくことをおすすめします!