横浜市青葉区大人のピアノ教室 あおばピアノの部屋ブログ

レッスンで弾く曲にも著作権が!?

2週間ほど前にニュースや新聞で
「音楽のレッスンで使う曲にも著作権料を払うようになる」
と報道されてから、教室でも
「私達も著作権料を払わなければいけないのですか?」と
心配されるかたが何名かいらっしゃいました。

私も最初にこの報道を聞いた時には
「ギョッ!」としましたが、とりあえず今のところは
個人経営の音楽教室は対象外ということでホッとしました 。

それにしても、JASRAC(日本音楽著作権協会)……
これはいくらなんでもちょっとやり過ぎなのでは???

意外に知られていないかもしれませんが
営利目的でコンサートなど人前で演奏する場合、
演奏者はJASRACに曲の著作権料を納めなければいけません。

私達DUOも、コンサートを開く際には毎回払っています。
演奏曲目によって著作権料が高いもの、
また、著作権が切れていて払わなくていい曲もあるので
プログラムにより金額は変わりますが
毎回一万円を超えるような額になります。

はっきり言って、演奏してくれる人がいなければ
作曲者だって困るんじゃないの?と
著作権料を納めることに対して少々不満はありますが
「この曲を聴きたいからコンサートのチケットを買った。」という
お客さまもいるかもしれないので、
営利目的で演奏している以上文句は言えません。

でも、趣味で音楽を楽しむ人が
「この曲を弾けるようになりたい!」といって
レッスンを受けることに関して、
教える側から著作権料を徴収するというのは
う~~ん、ちょっと納得いきません !

作曲した人たちは、本当にそこまで望んでいるのでしょうか?

JASRACは、ヤマハやカワイといった大手音楽教室から
受講料の2.5%を徴収する予定だとか。
これが本当に実現されるとなると、その分は
生徒さんのレッスン料に上乗せされたり
著作権料が生じる曲はなるべくレッスンしないなど
結局は、音楽教室よりも
音楽を趣味として楽しもうとしている人たちが
一番痛手を被ることになるのではないでしょうか?

この動きが、いずれ個人経営の音楽教室にまで
及ばないことを祈るばかりです。

著作権