先日、毎年恒例のサンクトペテルブルグ室内合奏団による
クリスマスコンサートに行ってきました。
今年は、悲しい別れを経験したので
アヴェ・マリアを聞いたら涙が止まらず困るだろうなぁと
覚悟をしていたのですが・・・
「あれ??音程が??あ~、気持ち悪い!エェ??」という具合で
最初のカッチーニのアヴェ・マリアは不調。
シューベルトのアヴェ・マリアは、違う歌手が歌ったのですが
繊細でよかったものの、
あんな有名な曲にもかかわらず、楽譜をちらちら見ながら歌っていて
どうしても曲に心が入っているように聞こえずガッカリ。
バッハ(グノー編)のアヴェ・マリアは、またカッチーニと同じ歌手で
声量はすごいのですが、ひとつ間違えれば絶叫系(?)
またしても、涙が流れるような感傷にひたることなく終わりました。
でも、去年から代わったコンサートマスターのもとで
グッとレベルアップした合奏団の演奏は楽しめましたし
初めて生で聴いたヘンデルの「ハープ協奏曲」はとても新鮮な響きで
やはり行ってよかったと思いました。
母を連れてこのコンサートに行くようになってちょうど10年。
最初の頃から比べると、母も私もだいぶ老け
弱気になった母は「来年も生きてまたこのコンサートに来られるかしら?」などと
言うようになってしまいましたが
母が元気なうちは、来年も再来年も~
このコンサートに来て一年をしめくくりたいと思います。
今日はクリスマスですね。素敵な一日を☆彡