今朝のテレビ番組で、
昨年ショパンコンクールで2位に輝いた反田恭平さんが
”猫のワルツ”という俗称でも知られる
ショパン作曲のワルツ作品34-3を
「自分はこのようなイメージで弾いている」という解説付きで
紹介していました。
反田流解釈は、専門的な難しいものではなくてこのような感じです。
↓
「2匹の猫が元気にクルクル回っている。」
「伴奏⇒オス猫が歩いている。
メロディー⇒その後ろでメス猫が話しかける。」
「メス猫が、ミャ~オ(一緒にキャットフード食べない?)と鳴く」
「徐々に2匹は接近していく。」
こちらのYouTube動画はショパンコンクールでの
反田さんによる”猫のワルツ”の演奏です。
どの箇所が解説された場面かわかるでしょうか?
想像しながら聞いてみると楽しいです!
番組では、反田さんの演奏を聞いた後でコメンテーターが
「クラシック音楽は、このように弾かなければいけないという
型があるのかと思ったけれど、
自由な発想で弾いていいと知って興味がわいた。」
と話していました。
そして「2匹の猫でなくて、1匹の猫の空想物語でもいいね。」
とか
「自分だったら、自分が猫になったつもりで
魚屋から魚を盗んで、どうやって食べようかな?みたいに弾く。」
など、他の出演者たちと曲のイメージをふくらませ盛り上がっていました。
「曲の解釈」というと、
専門的な知識が必要な難しいことのように感じると思いますが
このような感じでいいのだと思うと
今、自分が弾いている曲も
もっと表情豊かに弾けそうではないですか?
曲の解釈に、正解・不正解はありません!
こわがらずにいろいろトライしてみてください。
演奏にぐっと説得力がともないます。