一昨日、47回目のジョイフルコンサートを無事終えることができました。
お天気には恵まれず残念でしたが、
初参加のかた2名を含め、20名のメンバーが
この日のために積み重ねてきた練習の成果を披露してくださいました。
ステージで弾けるリハーサル時間が
今回はいつもより一人あたり1分長かったので、
ピアノの感触を少し落ち着いて試せたのは
よかったのではないでしょうか。
2週間ほど前の練習会や、本番前の最後のレッスンよりも
上手に弾いていたメンバーが多く、嬉しいサプライズでした。
コンサートで弾く経験を重ねるごとに、
人前で弾くときの緊張を上手にコントロールする力を
つけてくださっているなと感じます。
ところで、実は今回
いつも調律をお願いしている伊藤さんが来られず
伊藤さんの工房で働くお弟子さんの
若い調律師さんがやってくださったのですが
いかがだったでしょうか?
「調律師さん次第でそんなに違うの?」と思うかもしれませんが、
そうなんです、違うのです。
6月のコンサートや9月のPlusコンサートで弾かれたメンバーは、
何か感じたかもしれませんね。
「どうせ私には違いなんてわかりません」と謙遜されるかたが多いのですが
響きの違いは、ピアノを弾く技術というより、感じるもの。
正解も不正解もないので、恥ずかしがらずに感想を聞かせてください。
そういえば、調律の魅力や奥深さがよくわかる
この本をご存知でしょうか?
2016年に本屋大賞を受賞した宮下奈都:著の「羊と鋼の森」。
読んだ後に、ピアノがよりいっそう愛おしく感じられます。
ちなみに、この本は山崎賢人さん主演で映画化されましたが
映画のなかで使われている小道具は、
伊藤さんのピアノ工房が提供したそうですよ。
年末年始のお休みに、読むか?観るか?いかがでしょうか。