梅雨晴れに恵まれた先週土曜日、2年に一度の教室の大きなイベント、フィリアホールでのジョイフルコンサートが無事に終わりました。
まずは、演奏してくださった23名のメンバーの皆さま、本当にお疲れさまでした!
本番はさぞかし緊張したと思いますが、この日に向けて熱心に練習に励んできた成果は会場の皆さまにしっかりと伝わったと思います。
フィリアホールはクラシック音楽専用に設計されているので、とにかく響きが美しいホール。そのホールで最高級のスタインウェイのピアノを弾くということは、これ以上ない贅沢なシチュエーションです。
いつも狭いレッスン室で聞いている皆さんの演奏が、高い天井まで届いてのびのびと美しく広がり、ぐっとクオリティの高い演奏になりました。
「本番はホールとピアノが助けてくれるから大丈夫。」とお話ししてきましたが、そのとおりで、ホールとピアノが「安心していつもどおりに弾いて~。あとはわたしたちに任せてちょうだい~~!」と言ってくれているような、演奏者に寄り添った素晴らしいホールだと改めて思いました。
コンサートが終わって何人ものメンバーから、緊張はしたけれど、”音がきれいだと思った”、”気持ちよかった”、”ピアノが弾きやすかった”、”美しすぎてゾクッとした” など、嬉しい感想をたくさん頂きました。
自分の演奏が、弾く場所や楽器によってここまで違って聞こえるのだと実感していただけたと思います。
いつも使うホールも悪くないけれど、2年に一度のフィリアホールでのコンサートはやはり特別です!
最高レベルの環境で自分の演奏を試せる滅多にない機会なので、今回迷って参加を見送ったメンバーも、次回はぜひ思い切ってチャレンジしてくださいね。
さて、コンサートが終わり、次の曲の練習を始めるタイミングですが、実はこのタイミングがとても大切です!
効率よく上手に曲を仕上げるには、とにかく譜読みは焦らず丁寧に、です。
最初に適当な指使いやリズムで弾いたり、楽譜に書いてあることを気にせず自分の弾きやすいように練習して慣れてしまうと、あとで修正するのがとても大変になります。そして、最初についた癖はコンサートの緊張した場面などでは無意識に出てしまうものです。
ですので、新しい曲を始めたときは「ある程度まで弾けるようになってからレッスンに行く」ではなく「まだこれしか弾けていないけれどレッスンに行っても大丈夫かな?」と思うぐらいの段階で一度来て頂くのがベストです!
よくない癖がついてしまう前に、です。片手ずつしか弾けていなくても大歓迎です。
楽譜に書いてある指使いが自分にとって最適かわかりませんし、指使いは合っていても手の動かし方ひとつで「弾きやすい」「弾きにくい」が分かれることもあります。
難しく感じるところが、ちょっとしたコツでスムーズに弾けるようになることもあるので、弾けていなくても遠慮なくレッスンにいらしてください。
皆さんとまた一緒に新しい曲に取り組むのを楽しみにしています。