ここ2~3日、10月とは思えぬほど気温が上がり
レッスン中にはまた冷房をONにしていますが
先週金曜日は、午後から雨が降り始めたこともあり
急に10月とは思えぬほど気温が下がりました。
そんな中、ビショビショ & ぶるぶる しながら
フィリアホールで開かれたラファウ・ブレハッチの
コンサートへ行ってきました。
2005年のショパン国際コンクールの優勝者で、
ショパンと同じポーランド人、
そして雰囲気(容姿?)がショパンに似ていると言われ
当時ショパンの再来と話題になりました。
生徒さんにブレハッチの大ファンがいらして
「こんなふうに弾けるようになりたいんです!」と
CDをくださったので、録音では聴いたことがあったのですが
コンサートに行ったのは今回が初めて。
ショパンコンクールの優勝者というと、
当然、ショパンの曲がメインのプログラムを期待されますが
今回はこのような内容でした。
【 Program 】
◆ J.S.バッハ
4つのデュエット
◆ ベートーヴェン
ロンド Op.51-2
ピアノソナタ 第3番
* ♪ * ♪ * ♪ *
◆ ショパン
幻想曲 Op.49
夜想曲 第14番 Op.48-2
ピアノソナタ 第2番「葬送」 Op.35
<アンコール>
◆ブラームス「6つの小品」Op.118の2番。
______
ステージに登場したブレハッチは
私が漠然とイメージしているショパンとも重なり
華奢でとても繊細な感じ。
いかにも、ショパンが似合うルックス~
「この線の細そうなピアニストが、
どのようなベートーヴェンを弾くのかな?」と興味津々でしたが
その見かけからは想像もできないほど
ダイナミックなフォルテを奏で迫力満点!
ただ、抒情的な場面になると、
あまりにもショパンのような甘美な響きになってしまうので
ベートーヴェンとショパンが混在した、やや二重人格的な演奏で
私は聴いていてあまり心地よくありませんでした。
しかし、さすがショパンコンクールの優勝者
後半のショパン3曲はどれも本当に素晴らしかったです。
特にソナタ2番の第3楽章「葬送行進曲」は
今まで私が聴いた演奏のなかで一番!と言えるほど感動しました。
素晴らしい演奏を聴くといつも
「ピアノってすごい楽器だなぁ」と改めて思います。
次回はいつ、またこのように感動する演奏と出会えるのか?
楽しみです。
話しはガラッと変わりますが……
そしてつまらないことですが……一応お知らせ。
先月から2~3回、教室から6軒ほど離れたお家を使って
テレビドラマのロケが行われ
レッスンにいらしたかたも大勢の見物人やら何台ものロケ車に
ビックリされたことと思いますが、
その時の撮影分が明日(11日)放送されます。
日本テレビ、夜10時からの
綾瀬はるか主演「奥さまは、取扱い注意!」です。
ロケでは、建って間もないお洒落なお家の塀に
大きな真っ赤ならくがきが……!
夜遅くまで、教室の前の道を使って
大がかりなロケをやっていたというので
どのように映っているのかちょっと興味があります。